【噂は罪深い】『ファイア・ドーム』辻村深月

噂は罪深い 辻村深月『ファイア・ドーム』の紹介イラスト
ゆうこ

今日は、上下巻を一気読みした一冊を紹介します

長編の上下巻を
「次は?次は?」と一気に読みました

でも読み進めるほど
急いでページをめくる自分が
だんだん気味悪く感じるようになっていきました

そして、読み終えたときに
切ないタイトルの意味が分かりました

目次

この本について

書名ファイア・ドーム(上・下)
著者辻村深月
出版社小学館
発売日2026年6月5日
ページ数上巻464ページ/下巻432ページ
定価各2,090円(税込)

著者について

辻村深月(つじむら・みづき)さんは
1980年山梨県生まれ

2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で
メフィスト賞を受賞してデビューしました

『ツナグ』で吉川英治文学新人賞🥇
『鍵のない夢を見る』で直木賞🥇
『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞しています🥇

版元ドットコムの紹介ページには
著者のこんな言葉が紹介されていました

「今の私のすべてをかけて、書き上げました。」

あらすじ

舞台は、のどかな地方都市

25年前この町で
殺人事件が起きた

百貨店の受付で働く女性が誘拐され
殺されてしまったのです

報道をきっかけに町じゅうに広がった噂は
加害者の側だけでなく
被害者の側までも深く傷つけていきます

時がたち、静けさを取り戻したかに見えた町

けれど、そこに残っていた因縁が
新しい事件を呼び起こします

ガラスのドームの中の夕暮れの町で、噂の吹き出しに囲まれて立つ女性のイラスト

こんな人に読んでほしい

  • SNSやニュースで広がる「噂」に
    モヤッとしたことがある人
  • 先が気になって止まらない物語に
    どっぷり浸りたい人
  • 辻村深月さんの描く
    人の心の怖さとやさしさが好きな人

わたしの感想

この本を読んで
いちばん刺さったのはこれでした

噂は娯楽、しかも程度の低い娯楽


だから止められない

悪意という感覚すらないまま
広がっていく

でも、読んでいる途中で
ふと気づいてしまったんです

「次は?次は?」と先を急ぐ私自身が
噂を広めている人と、同じ顔をしていることに

噂は罪深い。

悪意なんてなくても
軽い興味だけで
それは広がっていってしまう

だからこそ、人を救うのは真実だけなのだと
この物語に突きつけられた気がします

読了後はスマホでニュースを開く指が
少しだけ慎重になりました

物語に引き込む力と、読む側の心を映す鏡
——その両方を持った一冊です

今日はここまで

読んだ本で心はつくられる

「ちょっと本でも読んでみようかな」と思ったら
ぜひ手に取ってみてください📚

「今日はここまで」です
笑顔で一日を終えられますように✨

読んでいただき
ありがとうございました😄

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